バンクビジネス 2018年7月1日号
ケース&確認書類で学ぶ相続手続きゼミナール 第4回
今回は、戸籍謄本に代わる書類として「認証文付き法定相続情報一覧図の写し」(以下、一覧図の写し)を取り上げます。
金融機関における相続手続きでは、相続人は被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本や相続人の現在の戸籍謄本等の束を提出するケースが少なくありません。
ただし、複数の金融機関で相続手続きを行う場合、戸籍の束を1セットしか用意していなければ、相続人は戸籍の束を提出して返却を受けるという手間を何度か繰り返すことになります。