バンクビジネス 2020年6月号

相続預金払戻しの必要書類の見方 ー公正証書遺言ー

金融機関の担当者向けに、相続預金の払戻し手続き時の書類の見方を、12回の連載で解説いたします。第三回目は「公正証書遺言」です。

相続預金の名義変更等の手続きにおいて遺言書が作成されている場合、法定相続分よりもその遺言書の内容が優先されます。遺言書のうち自筆証書と並んでよく利用されているのが「公正証書遺言」です。

公正証書遺言は、遺言者の意思を公証人が確認し、2名の立会人のもと作成されるので、信頼性が高く安全な遺言書といえます。法律上の信頼性が担保されていますので、家庭裁判所の検認手続きが不要とされています。

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